2007年02月21日
言霊と神拝

わが身にそよぐ風は、世界のどこからか流れてきて、そしてワレとめぐり合う。
またワレの縁を受けて、その風は再び世界中に散らばっていく。
お釈迦さまの吸った空気も、世界中に飛び散って世界中の人と合体している。
前回、言霊アオウエイについて触れ、それがひとがた五大や、五行五大の原型と述べた。
「風」とは「ア」と覚える。樹木は風を受けてそよぎ、その存在を主張する。
すなわち「風」と「木」とは一つの概念。
「空」とは言霊の「ウ」に相当し、大宇宙と自己との対峙をそのままに、
ただ感覚自己のみの積極なる宇宙参加を意象する。
すなわち勇気・判断を意味する。
またスサノオの剣をもって物事を裁断分化し、素粒子まで分解究理する科学的姿勢でもある。
ワ行の全体は物質界を意味する。ア行の全体は精神界を意味する。
ワ行の「ウ」は物質を構成する周期律表103の元素に相当する。
判断・科学的姿勢「ウ」は、ワ行物質界の「ウ」、
それは生命素である鉱物ミネラルに相当する。
古来、囚人に塩抜きの食事をさせて気をなえさせ、自白させる刑もあるが、
ミネラル無ければ、生気、勇気、判断は生まれない。
言霊「オ」は、「ウ」(宇宙カオス)の変化を判じた叫びであり、
漢字にパラフレーズすると「緒」となってその「オ」のもつ時間的つながりの概念が観取されよう。
「オ」は歴史・経験知である。
「オ」のワ行に対応する言霊「ヲ」は、あらゆる生命体に必須な物質「水」を意味する。
水は情報を伝える媒体であり、意識の伝達は言霊「オ」の作用である。
「エ」は宇宙と対峙している自己の脳内の覚醒であり、閃きである。
すなわちワレとは何か?
この回答に「ア」「オ」「ウ」を総動員して回転させる叡智のエネルギーがある。
「エ」が智慧、光を意象し、対極のワ行の「ヱ」は「火」を意味する。
「エ」-「ヱ」の連絡は密教の秘儀にして、
護摩壇の火を活用し体内に活力と智慧を投ずる秘法は、既に空海によって開発された。
「イ」は、 私は? 貴方は? これは? を成立させている形而上の本源であり、
論者 はそれを「大生命意志」と呼ぶ。
イに対してワ行物質界に相当する「ヰ」は生き宮である「地球」をさす。
五大の「空」「風」「火」「水」「土」、五行の「木」「火」「土」「金」「水」は
ワ行のワ・ヲ・ウ・ヱ・ヰに他ならない。
また五行五大の内実の精神は、それぞれア・オ・ウ・エ・イに他ならない。
神棚の榊は「木」にして言霊の「アーワ」、
八方に備える「水」は言霊の「オ-ヲ」、
塩は言霊の「ウ-ウ」、
米は「イ―ヰ」を意味する。
また「イ」は神棚全体の統一場でもある。
灯明は「エ-ヱ」の言霊の依り代でもある。
物質界の両極端は、強酸(Hcl:塩酸)と強アルカリ(NaOH:苛性ソーダ)としられるが、
中道中和の共生反応のあかつきには Nacl(塩)とH2O(水)が生じ、
この中道中和の物質と心を、すなわち「ウ-ウ」「オ-ヲ」を神前に供える。
くどいようだが、ア行は心、精神、意識。 ワ行は物質、肉体を意味し、
神前にあってはモノにして心、心にしてモノを統一場の状態に置く。
垂紙(シデ)はおのずと「風」と知れ、言霊の「ア」。
紙の四つの折り返しは下からたどれば、表が裏となり、裏もやがては表となるメビウスの道。
すなわちア・オ・ウ・エの四つの道をたどり、垂紙(シデ)の大本は、
注連縄(イサナ氣、イザナ身)にくくりつけられている。
すなわち精神原理と物質原理の寄り合いの大本が神棚の世界である。
右手(イザナ氣)と左手(イザナ身)で拍手を打つわが身は五大(アオウエイ・ワヲウヱヰ)合体の姿、
大の字の姿見を持ち、共生原理と指導原理の日本(二本)の天支(アシ:足)でわが身を支える。
六根(ムネ)の宇宙(ウチ)には眼・耳・鼻・舌・身・意のさまよえる現象界と、
不動の心魂界の調和を常に保ち、
八螺(ハラ)は純正・信念・希望・創造・愛・勇気・進化・調和の八光に満たされている必要がある。
Posted by suzuki at 06:00│Comments(0)
│神泉界




