2007年10月28日

魂の子守唄



   [西舘好子さんの講演にて: 子守唄の不思議]


日本子守唄協会を主宰されている西館好子さんに,この秋 サトルの大会講演を御願いした。
もう記憶にかすかにあか、ないかの昔に聞いた子守唄に母のぬくもりを感じているからだ。
誰しも子守唄に愛着を持っている。
人の心が豊かになる原点は、無意識に聞かされた「子守唄」にあるのかもしれない。

そうした想いで、子守唄にまつわる講演を御願いした。

以下はその西館講演の概要です。(国際波動研究所 「波動フォーラム」の掲載記事援用)

子守唄は、赤ちやんのために唄って、あやして、心地よく眠らせてあげるための唄です。
とても大切なもので、これを聞くか聞かないか、それによって人の生涯にも関わるものだと思います。
最近はおぞましい事件が続きますが、その大本を考えると命の問題にいきつきます。
その命を握っているのは母です。
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大切なものは意識していないのに心に入ってきたもので、それは生涯消えることはありません。
「絆」(きづな)とは、母と子が無意識に送る時間の濃さで深まると思います。
大きくなってからコトバで絆づくりを語ってもそれほど深くは刻まれない。


10 年ほど前、ある凄惨な事件の話を聞いた後、私は子守唄が気になって調べだしました。
各地を回り、いろいろの人に聞き、学者や医者には子守唄の大切さについて尋ねたりもしました。
無意識に入ってくる子守唄のリズム、それが生きるリズムになると知りました。


ゆっくり眠ると、感覚にも情緒にも落ち着きがでます。叱れらた子どもには落ち着きがありません。
また、「どうせ聞いてないわよ」と無音だと、感情の豊かな子どもは育ちません。
美しい国だった日本。
その日本の美しさを見て来た年寄りには、そのエキスを伝えていく役割があるはずです。
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いま全国に残っている子守唄の原型になるものがあります。
江戸時代の中期に唄われたもので、「江戸の子守唄」といいます。
背中に子どもを背負い、『ねんねんころりよ おころりよ』と唄った子守唄です。
その子守唄が参勤交代や薬売りによって全国に広がります。
同時に方言も加わってその類歌が出来ます。その子守唄を作ったのはお母さんたちです。
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   [歌手の稲村なおこさんの素晴しい歌声にも魅了]

そのちよっと悲しい子守唄の旋律が人の心を豊かにしていくのです。
また、子守をする娘たちが歌った子守唄は残酷な歌詞が多いのですが、それを唄うことで気持ちの解消ができたのでしよう。ですが、実際には子どもに害を加えることはありませんでした。
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子守唄は祈りなのです。
子守唄は無意識に伝える親から子への命の絆です。
子守唄は命への祈り唄なのです。
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時代は「子守唄」を放棄してしまった。
無意識に入るその歌声、そしておんぶされた母のぬくもりを知らない子供たちは、今、ゲームセンターにたむろす。
魂の唄、子守唄をいま全国に復興し、広げたいものだ。
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